柔道女子63キロ級で、谷本 歩実 (たにもと あゆみ)選手が
五輪で、2連覇を達成しましたが、過去の五輪でも、すべて一本勝ち
で、勝っています。
そして、「彼女はオリンピックに愛さえています。」という、
解説者のコメントが気になり、色々調べてみると、私達にも関連し
ていて、非常に参考になりますので、読んでください。
今回の決勝戦の相手であるフランスのドコス選手とは、高校
時代から国際大会では、何度も対戦してきた好敵手なのですが、
この3年間は、一度も勝ったことがなかったそうです。
アテネのオリンピック以降、谷本 選手は“燃え尽き症候群”に
陥ってしまい、どの大会に出ても勝てなくなり、ドコス選手の様な
強い選手には歯が立たず、3戦全敗という結果ですから、
今回のオリンピックでも、当然勝てるはずもなかったのです。
ましてや、オリンピックの決勝戦ですから、今までの流れからは、
奇跡でも起きない限り、谷本選手が勝てる見込みはなかったのです。
ドコス選手は、彼女に一本とられて負けた時は、呆然としていて
しばらく立ち上がれなかったほど、信じられない奇跡だったのです。
一般的には、それこそ過去の記憶が邪魔をして勝てないはずなのに、
どうして、この様な有り得ない奇跡が起きたのでしょうか?
この奇跡を分析してみます。
対戦相手のドコス選手は、彼女とは誕生日が、2日違いの同じ
歳で、高校生のころから、長い年月を共に、柔道に青春のすべてを
捧げてきた同士というか、同じ道を歩む朋友なのです。
そして、谷本選手が最も尊敬している選手がドコス選手であり、
決勝戦で、運命のめぐり合わせのように、この選手と対戦する
ことができて、嬉しくなり、対戦中にも自然と笑顔になった、
ということですから、彼女にとっては、心からの喜びを感じて、
試合に臨むことができたのです。
それは、ドコス選手にも言えることだと思います。
谷本選手は畏敬の念と深い感謝の念を持って、喜びを感じて試合に
臨み、ドコス選手は、谷本選手には勝てるので、金メダルは当然
自分が手にできる!という喜びで試合に臨んだのかも知れません。
いづれにしても、二人とも過酷な厳しい道を乗り越えて、世界の
頂点に立っている友ですから、運命的なものを感じて、決勝戦に
臨んだ事と思います。
さて、彼女は、昨年の11月、嘉納杯で持病の腰椎分離症を
悪化させました。この怪我は、骨がズレ、神経を圧迫し、
激痛が走り、歩行不可能の状態にまでなり、絶望のあまり、
引きこもって泣き明かしたそうです。
1週間に5つの病院をかけもちして、1回の治療は3時間にも
及び、テレビで麻酔の権威の存在を知ると、メモを取って訪ね、
しまいには、歩くこともできず、競技の復帰さえ危ぶまれたのです。
腰に激痛が走り、歩くこともできずに、どん底の状態で、
もう二度と柔道ができない!と、自分の大好きな柔道をあきらめ
ていた、最悪の状態を考えたら・・・。
オリンピックの晴れ舞台に立てて、しかも決勝まで、勝ち進むこと
ができて、おまけに対戦相手が、自分が一番尊敬しているドコス選手
ですから、なんて、有り難いことなのだろう!と・・・。
彼女は、どれほど深い感謝の気持ちを抱いたことか、計り知れ
ません。
深い深い感謝の念が、彼女の心の奥の魂のレベルまで至った
ことは確かだと思います。
彼女が最も尊敬しているドコス選手との決勝戦ですから、勝敗を
抜きにしても、嬉しくなり、心からの喜びの感情が湧いてきたのです。
深い感謝の念と、心からの喜びの感情は、無条件の「愛」その
ものになります。
テレビの解説者は、谷本選手は、オリンピックに「愛」されています。
という表現をされていました。
ここで、オリンピックの選手の心理状況やパワーの源などを詳しく
教えてくれるのは、「パワーかフォースか」の本です。
このメルマガでは、冬季オリンピックのスケートの金メダルについて
分析しましたが、その時も、「パワーかフォースか」には、ぴったりの
内容が書かれていました。
「パワーかフォースか」の本から、「喜び」のレベルを抜粋します。
=======================================
・エネルギーレベル540は、「喜び」です。
「愛」がますます無条件になるにつれて、あなたの内側から喜びが
湧き出ることを経験するでしょう。
このエネルギーフィールドの特徴は、長引く逆境に直面しながらも、
大きな忍耐力で積極的な態度を根強く持つことです。
創造の完全さとぜ絶妙たる美しさで輝いて映ります。
すべてが共時性を持って自然に起きます。
そして、世界とそのすべてが、愛と神性の表現であることがわかり
ます。
個々の意志は神意に溶け込みます。それを人々は「奇跡」と呼び
ますが、何か自分よりももっと偉大な存在が身近に感じられて、その
存在のパワーによって、通常の現実で受け止められる感覚以外の
ものが感じられる現象が起ります。
このレベルにおける人間の、他者に対する責任感は、低いレベルで
示される責任感とは異なった質のものです。
============================
○「愛」がますます無条件になるにつれて、あなたの内側から
喜びが湧き出る!
○長引く逆境に直面しながらも、大きな忍耐力で積極的な態度を
根強く持つ!
○創造の完全さとぜ絶妙たる美しさで輝いて映ります。
すべてが共時性を持って自然に起きます。
○個々の意志は神意に溶け込みます。それを人々は「奇跡」と呼び
ます。
○その存在のパワーによって、通常の現実で受け止められる
感覚以外のものが感じられる現象が起ります。
これらの文章が、谷本選手の状況に当てはまります。
彼女が、通常では有り得ない「奇跡」を起こした理由がわかって
きました。
深い感謝の念と、心からの喜びの感情は、無条件の「愛」そのもの
になり、自分よりも、もっと偉大な存在のパワーを引き出したのです。
これは、内なる本来の自己=神我=大いなる自己のパワーを引き
出したのです。
ハワイの古代の叡智とも同じ概念になりますから、天恵シートの
概念も同じですから、奇跡の起きる概念がわかると思います。
アテネの時の指導者であった古賀氏は、一本にこだわる彼女の
優勝が決まった技の美しさを賞賛し、うれしそうにコメントしていました。
今回の優勝を決めた、谷本選手の美しい技は、芸術作品のよう
でした。
○創造の完全さとぜ絶妙たる美しさで輝いて映ります。というのも
納得が行きます。
柔道ニッポンの神髄見せた!というコメントが新聞にもありますが、
彼女の意識が、神意に溶け込んだから、「神髄」という言葉が出てき
たのでしょう。
「最後は本能だった。」、「とっさだった。何も考えてない」。という、
彼女のインタビューの答えからも、彼女の意識は、無心=「無の世界」
に至ったこともわかります。
以上の分析から、絶望の淵からの逆境を克服した彼女の意識は、
オリンピックという舞台で、感謝が深まり、喜びが湧き上がり、より
純粋な「愛」の状態に至り、これらのレベルの高い意識が、
彼女の「本来の自己」の神意に溶け込み、奇跡が起きたのです。
つまり、心と体と魂が一体化して奇跡が起きて金メダルになったの
です。
表彰台での彼女の深い感謝の涙が印象的でした。そして、金メダル
よりも、彼女の笑顔のほうが輝いていました。
今回の五輪で金メダルを獲得した選手は、彼女も含めて共通して
挫折を経験しているようです。
ですから、感謝の意識が挫折を経験しているぶんだけ、深いと
思います。
心と体と魂が一体化する秘訣も彼らなりの方法で、持っているから
金メダルに到達しているのです。
柔道の100キロ級に出場する鈴木選手は、目隠しをして練習して
いました。
これは相手の氣を読む達人の域に到達する練習法だと思います。
興味のある人は、注目して見てください。
有り難う御座いました。
***メルマガ 第 714回より***
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